SESSION.02

CEO × Nevermile 新メンバー

デジタル人材のロールモデルとして、業界をリードする人になってほしい

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代表取締役CEO
深作 康太
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エンジニア
新堀 嵩之
入社間もないエンジニアの新堀とCEOが、ネバーマイルのカルチャーや強み、これからともに成し遂げていきたいことなどについて語り合います。


ネバーマイルが考えるカルチャーフィット

―2024年末に中途入社した新堀さんですが、入社の決め手を教えてください

新堀(以下敬称略):
その時の気持ちをそのまま言葉にすると「深作さんが僕を必要としてくれたから」です。

それまでの会社でも必要とされていたとは思うのですが、振り返るとそれは、作業者として必要だっただけ。だから会社の代表から直接「ネバーマイルで一緒に働いてほしい」と言われた時は心が震えました。

深作:
経営者には、いい人材、優秀な人材を前にした時の基本動作があります。それは自分の感性を信じて、その人を逃さないこと。“本当にいい人材”が目の前に現れる確率なんて、ほぼゼロに近いことだからです。

どんなタスクを担ってもらおうかとか、こういった役割が適任だといったことを考えるのは後でもいい。逆に、そんな細かいことを考えるようならたぶん、その人は自分が必要とする人材ではないのかもしれません。

だから僕はこれまでも、僕の感性を信じて声をかけるというスタイルでメンバーを増やしてきました。新堀さんとのエピソードも、僕にとっては当たり前の行動ですね。

―新堀さんのどのようなところが、深作さんの感性にはまったのでしょうか。

深作:
新堀さんは入社前から、副業でネバーマイルのソフトウェア構築を手伝ってくれていました。その仕事ぶりを見ていたからというのはもちろん、もっとも大きいのはカルチャーフィットを感じられたからです。

カルチャーフィットするか否かを見極めるための観点はいろいろあります。重視している点のひとつが、お客さまだけでなく、手伝ってくれるパートナーも含めた全ステークホルダーをリスペクトできているかということ。仕事は1人でできるものではないので。

その人と話してみるだけでも案外分かりますね。リスペクトする気持ちを持っていたり、周囲を幸せにしたいという気概がある人は、物事をうまく進められる。安心して仕事を任せるための条件のひとつです。

それから、ポジティブに取り組むことと、地に足をつけて慎重にやることのバランス。新堀さんはそのバランスが非常にいいと感じていました。

新堀:
副業時代は既存案件の修正業務が中心でした。CTOの桑原さんからの依頼に全力でやりきるという、当たり前のことをやっていただけなので、そんな風に見ていただいていたことには気づきませんでした。

深作:
あとラーニング能力とアンラーニング能力も大切です。つまり知らないことを学ぶ力と、知っていることをリセットできる力ですね。この力は例えば、未知の領域、馴染みのない業界、経験したことのない案件などで仕事を進めるために重要で、新堀さんはその力を持っている。地頭がいいのだと思います。このベースがあれば、どんな案件でも任せられると思っています。

新堀:
ありがとうございます。期待されることが原動力になるので、もう全力でやるだけです。

深作:
新堀さんにとって未経験の案件を任せるのは、ネバーマイルが採用に掲げている“実績は問わない”という考えに基づくものでもあります。なぜ実績を問わないのかというと、過去にできたことが次もできるとは限らないし、過去にやったことがないことが次にできないとも限らないから。実績は大切だけれども、成功体験を手放すことも重要です。だから「自分には経験がないから」と躊躇をしない人を求めています。

―今お話いただいたことが“カルチャーフィット”のポイントですね。

深作:
技術の会社なのでもちろん、技術力もカルチャーフィットに含まれますけどね。逆にフィットしないという視点では、例えばすぐに結果を出したい人はフィットしないと考えています。

ネバーマイルが取り組んでいる案件は規模が大きく、中長期のものがほとんどなので、結果が出るまでにはそれなりに時間がかかります。だから目の前のことに左右されず、中長期で柔軟な目線を持てる人がネバーマイルにフィットすると感じますね。

難易度が高い仕事を任せるのは経営者の基本

―新堀さんは今、どのような仕事をされているのですか?

新堀:
もともとお客さまと対話しながらシステムを作り上げたいという思いがありました。これまではなかなか叶わず、前職でも「コードを書いている人」になっている時期もありました。ネバーマイルでは入社して2か月で、すでにプロジェクトマネージャーとして任せていただいている案件があります。

深作さんと僕と、業務委託のパートナーの3名がチームで動いています。まったく経験したことがない業界のお客さまで、飛び交う単語も未知のものばかり。分からないことは調べつつ、手探りなところもありますが、学ぶことや自分のプラスになることばかりです。任せていただけて、とてもうれしいです。

深作:
難易度の高いことを任せるっていうのは、経営者として当たり前のことだと思っています。学びの力があれば関係ないですし、戦略的にやっていることでもありますね。

戦略的にやっていることといえば、仕事を渡すときは細かく作業を指示するのではなく「この仕事を通してこういうことを達成してほしい」とか「お客さまのこういう課題を解決してほしい」と、目的を明確にしたら後は任せる、というやり方をしています。これは社員全員に対して同じですね。仕事以外でも、お願いされたり誘われたりした際に粋に感じるとやる気が出るじゃないですか。僕はそこをすごく大事にしています。

新堀:
分かります。任せてもらえるのは、自分が信頼されているということ。それだけ信頼されているなら、自分も応えよう、結果で返そうと自然に思えます。

深作:
メンバ―に難易度の高い仕事を任せるのは、「デジタル人材の底上げをしたい」という意図もあるんです。

これから何十万人、何百万人ものデジタル人材が不足すると言われる中で、活躍しているデジタル人材の待遇を良くしなければいけない。もっとグローバルで活躍できるようにもしなければいけないし、日本の産業を支えていく存在であってほしい。これはずっと抱いている、日本のIT業界への課題感です。

だから入社にあたって新堀さんに言ったのは、そのロールモデルになってほしい、業界をリードするような立場になってほしいということでした。そのためにしっかり給料も出すし、しっかりと難しいことを任せているんです。

―難しいことを任されるとハードワークになりそうですね。

深作:
僕は、何事においても“質より量”という考えを持っています。ただそれは、やみくもに長時間働くという意味ではありません。

もちろん質と量はどちらも重要ですが、とくに初めてのことに取り組む際には量が重要です。社会の原理原則として、量をこなさずに質を上げられることはないですよね。さらに僕が求めるのは、量の中に質が含まれていること。

例えば、新聞や書物から情報を集める際、分からないことを調べながら進む人と、理解できていなくてもとにかく文章をたくさん読むだけの人がいます。両方が同じ量を稼いだように見えていても、実は後者の結果は“量”になっていない。求めるのは前者の行動です。理由は明らかで、前者と後者では5年後10年後の姿が違うからです。“質を伴う量を求める”という意味では、ネバーマイルで働く人はハードワークだと感じるかもしれません。

新堀:
その点は僕がずれているのかもしれないですが、ハードワークで困ると感じていません。

僕には2人の子どもがいるんですが、保育園の送り迎えで勤務時間に中抜けするなど、家族の時間と働く時間の調整を自由にやらせてもらっています。任せてもらった仕事もやり切りたいし、家族も大切にしたい。時間の調整を任せてもらえているので、ハードとは感じていないですね。

深作:
そう聞いて安心しました。実現したいことに向かってがむしゃらに働きたいけれど、家庭の事情などみんな異なる背景を持っています。人生100年時代と言われる中で、今やハードに働く要望は、若い人だけのものではなく、60歳70歳になっても変わらぬパフォーマンスを出し続けたいと思っている人も多い。さまざまなライフスタイルがある中、量をこなす気概を持っている人が働きやすい環境でありたいと思っています。

会社の規模が大きくなるにつれて変わっていく部分はあるでしょうが、今はハードワークを歓迎するという同質の思いを持っていることが、一緒に働く仲間として大事だと思っています。

社長との距離の近さが新人にはありがたい

―今回、社長と新人の対談ということでしたが、お二人はよく話されるのですか? 

深作:
話す機会はありますよ。ただメンバーの中には10年来の知り合いという人もいるので、それと比べると、昨年知り合ったばかりの新堀さんは少し距離を感じているかもしれませんね。

新堀:
僕としては、めちゃくちゃ距離感が近いと思っています。毎週金曜の全社会議でも話ができるし、質問や相談があるときは予定さえ合えばすぐに話せる。これまでの会社では社長の話を聞くのは年に1回、方針発表で話を聞く程度でした。なので深作さんとはもう、家族ぐらいの近さだなって感じます。これは新しいことに挑んでいる今、すごくありがたい環境です。

深作:
それは良かった。実は去年までは、私は3か月に1回ぐらいしかオフィスには行っていなかったんです。話す機会は作っていましたが、対面ということはほとんどありませんでした。昨年はメンバーが増えたこともあって、時間の使い方を変えてオフィスに来るようにしたのですが、その成果ですね。

―今後入社される方にメッセージをお願いします。

新堀:
僕が伝えたいのはネバーマイルでは「やりたいと思うことは何でもできる」ということです。自分が「やりたい」と思えばそれは自ずと行動に出て、任せてもらえるようになる。もちろん会社の方針ありきですが、これまでのどの環境よりもそれができると実感しています。全員が同じ方向を見て進んでいるのも組織の強さですね。

深作:
そうですね。先ほどカルチャーフィットと言ったものの、土台となるネバーマイルのカルチャーは“できつつある”段階です。カルチャーの醸成と同時に、高い技術力をもって組織・チームで結果を出し続ける今のスタイルも伸ばしていきたいです。

技術で会社を盛り上げる人、今ある“いいカルチャーの要素”をまとめたり、新しい要素を加えたりしてカルチャーを作ることにモチベーションやエンゲージメントを感じる人。そんな多様な人たちがたくさん入ってくれることで、新店舗のオープニングスタッフの楽しさのような雰囲気も持ちながら、おのおのが活躍できる環境を目指しています。


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