Haruaki Tanaka

田中陽光

大手キャリアからの転職。経営トップの姿に刺激を受け日々成長を実感

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プロフィール

シニアマネージャー

田中 陽光
2023年入社

大阪府出身。関西大学で都市システム工学を専攻。物流に強い大手小売業社に新卒入社し、2店舗で販売業務を経験した後、配送を統括する物流センターに異動。約10年間で2拠点のマネージャーを務めた後、ドローンを核とした物流ベンチャーを経て2023年、ネバーマイルに入社。物流業務のスペシャリストとして、お客さまの真意をくみ取った要件定義から営業まで幅広く携わる。趣味は筋トレ、ランニングを通して身体を動かすこと。

「このままでいいのか」転職を後押した不安

―ネバーマイル入社までの経緯をお聞かせください。

新卒で入社した会社は、製造から物流まで幅広い事業領域を持つ小売大手でした。店舗での販売職を経て物流センターに異動してから約10年間、“ラストワンマイル”といわれる「お客さまに商品をお届けする最終区間」の物流の現場に従事し、福岡県と神奈川県の2拠点でマネージャーを務めました。

当時「ここまで来れたな」という感慨がある一方で「このままでいいのか」という漠然とした不安がありました。仕事も面白かったし、人間関係にも恵まれた。給料も上がるだろうし、定年まで安定して働けることも分かる。でも「それってどうなの?」と。ひとつの会社で終わることに強烈な不安や焦る気持ちが生まれ、転職を考え始めていました。

そんな折、配送センターのDX化に向けたプロジェクトが発足。副CEOから「力を貸してくれ」と直接プロジェクトマネージャー(PM)に任命いただき、2年間ほど同社の物流システム再構築プロジェクトに携わりました。

―システム再構築プロジェクトはそれまでの仕事とは大きく違う分野ですね。

そうなんです。「配送センターの業務に一番詳しい」という理由でアサインされましたが、システムについてはまったくの素人。上層部への説明や折衝などプロジェクト進行の矢面に立つ役割ではありましたが、「自分は何もできていない」と忸怩(じくじ)たる思いを抱えていました。

一方、当時の物流業界はアナログな要素が多く、電話や紙でのやり取りが主流でした。それを大きくデジタル化する工程や成果物を目の当たりにすることで、これからはITを知らないと仕事ができないと自覚するようにもなったんです。

そしてコロナ禍になり、荷物の取扱量が急増して社会インフラとしての物流の重要性が再認識されました。しかし一方で、低賃金やIT化の遅れといった業界の課題も顕在化した時期でもありました。そこで自分が進む道は物流を軸に、ITで挑戦する会社への参画だと転職を決意したんです。

このプロジェクトでは、ネバーマイルのCEO、深作との出会いもありました。すべてがそろったタイミングだったのかもしれません。

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入社の決め手は一つ「CEOの人間性」

―ネバーマイル入社の決め手はどのようなことだったのでしょうか?

決め手は「深作が自分が重視するものを一番持っていたこと」です。

深作はプロジェクトをけん引する立場のため、さまざまな場面で発言するのですが、その軸がもっともブレない人だった。ポジションが上がると社内政治に左右され、話を盛ったり上向きに忖度したりする人も多い印象がありますが、深作は違ったんです。これまで会った人の中で最も嘘をつかない人間だと感じました。

また、仕事に対するクオリティや姿勢などを誰よりも厳しく指摘してくるのも深作でした。同時に自身の仕事に対する姿勢は、それ以上に厳しくストイック。「働くってそうあるべきだよな」と共感したのを覚えています。

その頃の私は、どんな業務やプロジェクトに参加しても、真の達成感や満足が得られていないと感じていて、「このまま満足することなく人生を終えるのではないか」という焦りもありました。だから、深作のような人間と一緒なら達成感や満足を体感できるのではないかと、ネバーマイルへの参画を決めたのです。

―入社後、期待する達成感や満足は得られていますか?

現在はプロジェクトで要件定義などを担当しています。前職での、マネージャーやPMとして関係者の話を聞き・まとめ、人に説明をしたり交渉したりといった経験を活かし、お客さまの本当の課題や要望を掘り起こす工程です。物流業界の知見をフル活用しています。

ただし、入社から1年強が経ちますが、会社が期待する役割を真の意味で担えるのはこれからです。今後は未経験の領域にもどんどん挑戦をし、数字もしっかり出して自分の当たり前を超えていくつもりです。

ネバーマイルは、“業界にとらわれない技術力”を掲げ、物流関連のソフトウエア構築から始まった会社です。現在では鉄鋼、木材、金融と支援企業の業界が広がっています。またコンサルティングからプロダクト開発までと守備範囲も広い。どんな業界でどのような案件を生みだせるか、可能性は数限りなくあります。私もプロジェクトマネジメントだけではなく、早く自分で仕事をつくれるようになりたい。“満足”を得られるのは、数字を作る側になった、その先だと考えています。

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厳しさが成長につながっていると心底実感

―10年以上のキャリアを持ってして、どのような成長を感じるのでしょうか? 

例えば、物事に対する理解力や解像度です。お客さまの何気ない言葉に対して「なぜ」「どうして」「どのぐらい」ということを、前職の頃と比べ物にならないほど掘り下げるようになりました。友人と話していても気になってしまうほど習慣化しています(笑)。

これらの問いは、お客さまの要望を解像度高く正しく理解するために重要なものです。お客さまと話す際に問いが足りていないと、CEOから厳しくフィードバックされる。その積み重ねで自然と身につきました。

深作は、想像通りの厳しさで社員全員に対してフィードバックをしています。つまり、誰に対しても理解力や正確さの追求を求め、その指針を示す手を抜いていないということです。ただしそこには、仕事に不必要な感情は一切入らない。正しく言うべきことを、言っています。

実際に指摘を受け入れ実行することで成果を体感している。だからこそ、その厳しさに応えることに迷いはありません。

―ネバーマイルらしさとは、CEOの視座の高さを核とした成長と言ってよいでしょうか?

そうですね。それも“らしさ”のひとつですが、圧倒的なスピード感というのも挙げたいです。

通常ならば2年はかかるようなソフトウェア構築を、半分の時間で行うことも多々あります。より多く、より速くを求め、実現しているのがネバーマイルです。エンジニアではない私から見ると「この規模の会社がすごいことを成し遂げている」と感じるのですが、エンジニアメンバーは「やり切る」という責任感を持って、淡々と緻密に仕事に向き合うという印象です。

もともと責任感が強いメンバーがそろっているということもありますが、一人ひとりが任される仕事の範囲や裁量が広くて深いこと。それを自らが選び、主導しているという実感が得られるからだと、私は思います。

私の場合は、要件定義以外に営業的な側面を担うこともあれば、エンジニアとは違う観点で構築に携わることもあります。これは案件ボリュームに対する社員数が少ないから、というだけではなく、経験したことのない案件でも「やってみるか?」と提示されるからです。任せてもらえるという信頼と期待を感じてモチベーションが上がる。これはネバーマイルだからこその醍醐味とも言えます。

初めての案件は、想像以上にハードルが高いこともままあります。指針を基に考えまくり、それでも答えが見つからなければ周囲にあたってどんどん掘り出す。そうしてハードルを越えた時に、成長があります。

会社がそこまで計算しているのかはわかりませんが、そのプロセスにハマって成長していることは、心地よくもあります。

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多様な個性が同じ方向を向いて働ける環境

―大企業からスタートアップへの転職で、気づいたことはありますか?

ネバーマイルならではかもしれませんが、メンバー全員が同じ方向を見ていることです。

その要因はやはり、CEOが一貫性のあるメッセージを頻繁に発信しているからではないでしょうか。例えばSlackでの問いかけには、全員に対して同じように、全部に返答してくれる。また、毎週金曜日に行われる全社会議では、メンバー間の意見交換や進捗報告と共にCEOの考えが共有されます。

もうひとつの要因は、バックグラウンドも個性も多様なメンバーが皆、仕事から自己の成長を得たいと強く望んでいるからだと感じます。実際にネバーマイルで視座が上がったと振り返るメンバーも多く、その体験が皆の意識を同じ方へ向かせている気がしますね。

経営トップの考えがダイレクトに伝わり、自分はトップが描く未来を実現する一人なのだと肌で感じられるワクワク感は、スタートアップならではですね。

―現在のネバーマイルに課題を感じることはありますか?

ネバーマイルはスピーディーで正確でロジカルな仕事ぶりで評価が高いのですが、個人的には学生時代の部活のような“目標に向かって燃える熱さ”もあったらいいなと思っています。

心底やりたくてやる仕事って「もっとやりたい、やらせてくれ」という気持ちがあふれてきますよね。そこで生まれた熱は周囲に良い相乗効果を生みますし、チームや会社の力をさらに高められると思うんです。

今のネバーマイルにそれがないわけではないのですが、業務の広さ深さに皆が必死にくらいついていて、表に放つ余裕がないという面はある気がしています。これからメンバーが増え、カルチャーも変化もしていきますから、私自身が「熱」を作るのもひとつですね。その過程で私自身が得たい満足や達成感も生まれるかもしれない。これからがとても楽しみです。

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