株式会社ネバーマイルは、AI技術を核とした独自の開発基盤「nomos」を構築しました 。
■ 名称の由来
「nomos」はギリシャ語で「法・秩序」を意味します。
分散した知識やデータ、システムに「秩序」を与え、開発そのものを再定義するAI基盤として命名しました。
また、「NeverMile(nm)のOS(基盤)」という意味も込められています。
■ 「nomos」構築の背景と目的
「nomos」は、個人の専門スキルに依存せず、誰もが活用できる開発基盤を目指して構築されました。日々の開発を通じて蓄積されるノウハウや仕様を「nomos」に蓄積することで、使うほどに精度が向上する「情報の蓄積基盤」としての役割も担う構想です。
今後はExcelやチャット履歴といった非構造化データをAIが解析し、活用可能な形へ整理(構造化)する機能の開発を進めています。生成AIを活用した情報の構造化は、今まさに実用化が進む重要な領域です。ネバーマイルにおいても「nomos」を通じて取り組んでいくべき主要なテーマと位置づけています。
■ 主にできること
設計書とプログラムの「ズレ」を防ぐ
これまでの悩み:プログラムを書き換えるたびに設計書も手作業で修正する必要があり、プログラムと設計書の整合性を保つことが難しかった。
「nomos」: プログラムから最新の設計書を自動で作成します。逆に、設計書を直せばプログラムにも自動で反映されるため、常に両方が最新の正しい状態に保たれます。
「テスト」を自動化する
これまでの悩み:開発したプログラムが正しく動くか確認するための、テスト手順の作成やテスト作業に多くの時間がかかっていた。
「nomos」: プログラムを分析して、テストに必要なデータや自動テスト用の仕組みをAIが瞬時に作成・実行します。エラーが出た場合も、AIが原因の一次チェックを済ませてくれるため、確認作業が大幅に短縮されます。
バグ(不具合)の発見から「修正案の作成」まで行う
これまでの悩み:システムの不具合を見つけて、原因を調べて直す作業に人手と時間がかかっていた。
「nomos」(今後対応予定): エラー内容やログをインプットとして渡すと、AIが原因を解析してプログラムの修正案を自動で作成・提示します。人間は提案された中身を確認・承認するだけで済むため、修正作業が大幅に簡素化されます。
■ 利用シーン
古いシステムのリニューアル
中身がわからなくなっている古いプログラムをAIが読み解き、新しい設計書を作り直して、最新のシステムへの移行をスムーズにします。
新規システムの構築
大まかな仕様メモや画面デザインから、基本となるプログラムを生成し、試作版の作成や初期開発にかかる工数を削減します。
急な不具合・エラーが発生したときの復旧対応
システムでエラーが出た際、発生したログやコードをAIに読み込ませることで、原因の特定から修正案の作成までをスムーズに行い、調査や復旧にかかる時間を大幅に短縮します。
■ 今後の展望
ネバーマイルの基幹AIとして、全ての業務の活動実績を蓄積し、全業務の再現性を確保していけるよう、さらなる機能拡張を進めています。また、サービス化に向けた検討も視野に入れています。「nomos」の機能拡張における進捗は、自社ホームページ等を通じて順次情報を公開していく予定です。